外構を検討するのは、家本体の間取りや電気照明の検討がやっと終わってヘトヘトのとき。
考える体力と集中力は、もうあまり残ってませんよねw 100mを全速力で走り切った後に「もう一本」走るみないなものです。
でも、外構工事は家の印象や暮らしの快適さを左右する大きなポイント。費用と仕上がりが想定と違って後悔している人も…。
そこでこの記事では、外構工事を失敗しないためのポイントをサクッと解説します。
費用の相場は?

相場はどれくらい?
いちばん知りたいのは、外構工事の費用の相場ですよね?
家本体には坪単価があります。外構工事は自由度が高くて坪単価のようなものもないので、わかりにくいんですよね。
建物の建築費用の1割程度
(金額でいうと200~300万円)
もちろん100万円でつくる人もいれば、400万円かける人もいます。外構工事の内容はそれぞれ違うので、これはあくまで目安と考えましょう。
提携事業者は高いの?
提携事業者は一条工務店への中間マージンがとられるので高いという投稿を見かけますが、必ずしもそんなことはありません。
本体と別工事にして提携事業者と直接契約すれば、中間マージンは発生しません。
外構工事の内容

外構工事の主なものは以下のとおり。
・カーポート・駐輪場(30~60万円)
・物置(10~40万円)
・ガーデン(30~60万円)
・アプローチ(20~50万円)
・フェンス(20~80万円)
・植栽(5~15万円)
以下順に解説していきます。
カーポート・駐輪場
カーポートの注意点は2つ。
スペースが狭すぎないこと。
そして、カーポート付近の外壁には、将来EV用の屋外コンセントをつけること。
設計士さんに「将来EV充電器で使いたい」と伝えましょう。
通常の屋外コンセントですが、玄関ホールにコンセントと連携する「充電のON/OFFのスイッチ」の計画が可能です。



屋外コンセントには2口(15,600円)と3口(16,200円)があるよ
「電気自動車は買わないからいらない」なんて思っていませんか?いやいや、今の流れから行くと10年後には2台に1台が電気自動車ですよ。
英独仏や一部米国でも2035年までにガソリン車の新車販売がゼロになります。日本も含め、自動車の電動化の流れは止められません。
それから駐輪場。うっかり作り忘れた…ということがないように。将来、子供が通学で自転車を使う場合もありますよ。
自転車をよく使う方。保険への加入を忘れていませんか?
物置
イナバ・ヨドコウ・タクボの大手3社であれば、どこを選んでも失敗はありません。迷っている人は「扉」で選ぶのがおすすめ。
どこで購入するかは価格とアフターサービスのどちらを重視するかで決めましょう。
詳しくはこちら👇で解説しています。
ガーデン
ガーデンは使い方をしっかりイメージするのが大事。なんとなく「バーベキューしたいな」ぐらいだと、結局作っても使わなくなりますよ。
いつ誰とバーベキューする?維持管理に手間暇をかけられる?自問するのが大事。

バーベキューをする場合は、屋外コンセントを設置しておくと便利だよ。
ウッドデッキは経年劣化が避けられませんし、維持管理も必要になります。失敗談の中には「ウッドデッキがいらなかった」「手入れが大変」という声がけっこうあります。
ウッドデッキのかわりに、タイル敷きにするのも選択肢の一つです。
また砂利を敷く場合は、防草シートを先に敷いておくことで除草の負担を減らせます。
降雪地の場合は、屋根からの雪がどこにどう落ちるかをシミュレーションすることも必要ですね。落雪地に工作物を造ると、破損のリスクありです。
アプローチ
玄関ポーチ階段との擦り合わせに注意しましょう。詳しくはこちら👇で解説しています。
フェンス・植栽
フェンスのほか、植栽も視線を遮る遮蔽物になります。植栽は眺めているだけで、リラックス効果もあります。
植栽の種類や大きさは様々なので、植えたいと思う木や植物がどれくらい大きくなって、どれほど繁るのかをしっかり調べておきましょう。
常緑樹と落葉樹がありますが、落葉樹がおすすめ。落ち葉の掃除が必要になりますが、色づきがすごく綺麗です。
選ぶときは一本の単幹ではなく「株立ち」と呼ばれる茎や枝が地面の際から数本立ち上がっているものが、見栄えがしておすすめ。
外構工事のタイミング

可能であれば本体工事後すぐではなく、暮らし始めてから外構工事をするのも手です。すぐにする外構工事は必要最小限にして、あとはゆっくり考える。
時間をかけて検討できるし、資金繰りも落ち着きます。
何より、生活していく中で使い方がリアルにイメージできてくるので、「お金かけて作ったのに、これいらなかった」という失敗がなくなります。
・時間をかけて設計を検討できる
・資金繰りが落ち着く
・ガーデンなどの使い方がリアルにイメージできる
失敗しない外構事業者の選び方

家電製品を買うだけならAmazonと楽天を比べて安い方をポチればOKですが、外構工事はそうはいきません。
というのも、外構工事の場合は
・技術がない事業者に依頼してしまうと仕上がりがイメージ通りにならない
・工事費の妥当な金額がわかりにくい
・施工後のアフターフォローも重要
という特徴があるからです。数100万円を投じることになるので失敗は避けたいですよね?
ポイントは、地元でしっかり信頼を得て仕事をしている事業者を選ぶこと。
地元の外構事業者をググって4~5社から見積りをとって、いちばん安い業者に依頼することになります。
その際、ネットの口コミも参考にしてハズレ事業者を引かないようにしましょう。
ただ口コミをいちいち調べるのは手間と時間がかかりますし、小規模の事業者だと口コミ情報がネットに落ちていません。
なので自分でググるのは難しそうだなと思ったら、最初から「無料一括見積もりサービス」を利用するのが正解です。
3分あればスマホから簡単に見積依頼ができるので、忙しい方には特におすすめです。
タウンライフの一括見積は実績のある優良企業が対象なので、自分で口コミをチェックする手間も省けます。
\3分でスマホから簡単に依頼可能/
まとめ

✔ 外構工事費の目安は、建物の建築費用の1割程度(金額でいうと200~300万円) 。
✔ 一条工務店の提携事業者であっても、本体と別工事にして直接契約すれば中間マージンは発生しない。効率的に事業者を比較検討したい人には、オンラインで一括して見積依頼ができるサービスがおすすめ。
✔ 工事のタイミングを「住んでからゆっくり」にすれば、「これいらなかった…」という失敗が減らせたり、資金面での余裕も。