引き渡し後、2か月経つと最初の定期点検があります。
2か月点検とは、
・営業さん(+工事担当の場合も)が家に来て
・実際生活してみて不具合がないかを
・ヒアリングしながら確認する
ことです。今回は2か月点検についてサクッと解説します。
2か月点検Q&A
Q1.訪問はちょうど2か月目?
基本的には2か月目ですが、営業さんとの日程調整が必要なので後ろにずれる場合もあります。
法定検査ではないので、延びても何の影響もありません。
わが家もなかなか日程の調整がつかず年末年始を跨いだので、実質3か月点検になりました。
Q2.事前の準備は?
・具合が悪いところ
・設備の使い方がわからないところ
を事前にピックアップしておきましょう。取扱説明書を見て設定しようとしてもうまくできなかったり、理解できないところがあったりするものです。
折角の機会なので、そういう疑問点をまとめて解消しましょう。
Q3.何を点検するの?
エコキュートがお湯を作るのに、深夜電力を使っているかの点検がありました。正しく設定されていないと、電気代が相当高くついてしまいます。
冬の場合は、床暖が適正に設定できているの確認もあります。
要は、電気代がかからないecoな設定になっているかの確認ですね。「電気代なんでこんなに高いんだっ!」っていうクレームがあるんでしょうね、きっと。
そのほか小さな不具合でその場で対応できるものは直してもらいます。比較的大きな不具合は、後日の修正になります。
Q4.所要時間は?
所要時間は30分~1時間。
通常、何もなければ30分で終了します。
ただし大きな不具合や確認事項があったりすれば、それに応じて時間がかかります。わが家は45分でした。
Q5.お茶は出す?
基本的に、家では立ちながら確認を進めるので特にお茶を出す必要はありません。
ただ
・設備の使い方を説明書を見ながら教えてもらう
・図面や書類を見ながら確認する点がある
・この機会に腰を落ち着けて相談する案件がある
などの場合はテーブルがあった方が良いですね。その場合は、お茶を準備したほうが格好もつきます。
Q6.ロスガードのフィルターもらえる?
家が完成すると一条工務店からロスガードの消耗品を何点かもらえます。
・給気フィルター
・排気フィルター
・防虫袋
あたりですね。これらの消耗品は、わが家では引き渡しのときにいただきました。総額1万数千円分になると思います。
もし引き渡しでもらっていなければ、2か月点検のときに持参してもらえると思います。
わが家の2か月点検
ソフトクロージングの不具合
開きドアの「ソフトクロージング」に不具合があったので相談しました。
ソフトクロージングには、閉め際に戸が閉まるのをアシストするピン受け(写真の赤丸部分)がついています。
戸が閉まっていくと残り約5cmでソフトクローズ機構が作動し、最後までバネの弾性を利用して静かにゆっくりと戸を閉めます。
途中で手を放しても自動で最後まで閉まってくれるので最後まで手で戸を引き込む必要がありません。
これ、地味ですが使ってみると意外と便利な機能です。ドアが半分開きっぱなし、なんてことがなくなります。
正常な状態では、ドア上部にある金属ピンが枠に設置されているピン受けに入ってきます。
現状は右写真のようにピン受けが寝てしまっています。これでは閉まりません。
相談した結果、ピン受け部分を交換してもらえることになりました。
Panasonicリビングライコンの不具合
リビングライコンとは、複数の照明の調光調色をパターンにして記憶させ、ボタン一つで4~6のシーンを楽々再現できる製品です。
スイッチがパネル1つにまとまっていて、簡単にシーン切り替えができます。
採用してよかったオプションの一つですが、一部調光設定が効かない照明があったので確認を依頼しました。
まとめ
2か月点検は引っ越し後のバタバタがひと段落して、新居生活も軌道に乗るタイミングで行われます。
室内の汚れもちょっと目立ってきたりする時期なので、この機会に一通り掃除して営業さんをお迎えしてはいかがでしょうか。
さきほども説明しましたが、法定検査ではないので気楽に営業さんと住まいの現状を共有するぐらいの気持ちで気楽に臨みましょう。
2か月点検が終わると次回は「2年点検」。伸び縮みが出てくるクロス中心の点検になります。
(引き渡し前の「施主検査」についてはこちらで解説しています↓↓)