一条工務店様、2倍耐震の地震保険料を下げるべきでは?|要望書の紹介

Step❶ 家をつくる

最初に申し上げておきますと、今回は「息抜き会」です。

特に皆さんの参考になるような内容もありませんし、文字多めなので関心のない方はスルーしてくださいw

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なぜ要望書を出したのか?

引き渡しが近づいてくると、一条工務店から「住まいのサポート保険」のパンフレットが送付されます。

地震保険の説明を見ていて、あることに気付きました。

火災保険・地震保険については、こちら👇で詳しく解説しています。


耐震等級割引というものがあり、耐震性が高ければ保険料(掛け金)の割引率が高くる(=保険料が少なくて済む)仕組みになっています。

一条工務店で建てれば、標準で耐震等級3なので、保険料が50%(半額)になります。

耐震等級商品現状の割引率望ましい割引率の例
110%10%
230%30%
3一条工務店標準50%50%
4未設定70%
52倍耐震未設定90%
地震保険料(掛け金)の割引率

わが家は2倍耐震で建てています。「耐震等級5」相当になり、耐震性は耐震等級3の1.5倍になります。1.5倍ですよ!

でもこの場合でも、現状では耐震等級は3より上の設定はないので、保険料の割引率は50%が適用されます

耐震等級と2倍耐震については、こちら👇で解説しています。

おそらく保険制度のほうが、高耐震建築物に追いついていないんですよね。2倍耐震だったら90%の割引率でもおかしくないと思っています。

2倍耐震に高い割引率が設定されれば、施主だけでなく一条工務店や保険会社にもメリットがあるはず。これがわたしの主張です。

そこで一条工務店に対して以下のような要望書を提出しました。以下、そのまま掲載します。

一条工務店への要望書

はじめに

拝啓 

いつも大変お世話になっております。
わたしは「家は性能。」の企業理念と高気密高断熱住宅にほれ込み、御社で「2倍耐震」のアイスマートを建てた者です。

業界をリードする高耐震性・高耐火性そして耐水害住宅と、御社の防災に関する先見性と進取の社風には常々敬意の念を持っております。

このたび「住まいのサポート保険」の地震保険に関して、いささか申し述べたいことがあり筆をとりました。

わたしがこのたび要望したいのは、地震保険の「耐震等級割引」についてです。

お願いしたいこと

具体的にお願いしたいのは以下のことです。

「2倍耐震の保険料を引き下げてほしい」(提携先の東京日動火災に、2倍耐震の割引率を新設するよう働きかけていただきたい)

御社の「住まいのサポート保険」の地震保険では、耐震等級により保険料が割引されます。

割引率のマックスは耐震等級3の場合で、50%です。つまり耐震等級5相当の2倍耐震でも割引率は50%どまりになっています。

このままでは2倍耐震で建てることに対して、保険面でのインセンティブは働きません。

「住まいのサポート保険」を運用する東京日動火災にも、メリットはあると考えます。

一条施主は必ずしも「住まいのサポート保険」に加入するとは限りません。実際わたしは、ほかの保険会社からも見積書をとって比較検討しています。

2倍耐震の割引率を新設することで他社との差別化を図ることができ、見込み客にアピールすることができます。

保険として成立するように、災害時の支払額と保険料とのバランスをシミュレーションする必要はあると思います。

しかし2倍耐震建物の数やその耐震性の高さを考えると、2倍耐震の割引率を設定することの大きなマイナス・インパクトはないと考えています。

次に御社の立場で考えてみます。割引率の設定は、2倍耐震を検討している人向けの格好のPRの材料になります。

「耐震性が非常に高い」ことだけでなく、「地震保険の保険料でも優遇されている」ことを見込み客に訴求できるメリットは大きいのではないでしょうか?

つまり2倍耐震の保険料引き下げは、保険会社、ハウスメーカー、施主の「三方よし」ではないかと考えます。

最後に

御社は他のハウスメーカーに先駆けて2倍耐震をオプションとして設定されました。

耐震性で業界をリードする御社は、地震保険についてもデファクト・スタンダードを作れるポジションにいると考えます。

地震大国の日本で、耐震性の高い建物が増えることは、社会的にも意義のあることです。

この点もお含みおきいただき、2倍耐震の保険料の引き下げについて、ご一考いただければ幸いです。

                                         敬具

まとめ

以前、間取りの検討段階で、ある理不尽な思いをしたことがあって、やむに已まれず一条工務店あてに長いお手紙を書いたことがあります。建築資金にも影響するけっこう大きな問題でした。

今回はそれとは違って「みんながよりハッピーになるための将来に向けての改善提案」なので、肩の力を抜いて書きました。

一条の担当の方、検討してくれるといいなあ。

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