「物置を買うのは初めて。イナバは聞いたことあるけど、ほかにどんなメーカーがあるのかな?」
「大手の物置を買おうと思ってるんだけど、メーカーによってに商品にどんな違いがあるんだろう?」
「物置を選ぶときに注意するポイントって何だろう?値段も気になるなあ…」
そう思っていませんか?
物置はいちど購入したら滅多に買い替えない「一生モノ」。
だから定評のある「イナバ・ヨドコウ・タクボ」の大手メーカー製が安心です。
この3社に関するざっくりした理解が最初にあると、物置選びの検討がスムーズです。
この記事では物置について最低限知っておくべき基本を、分かりやすくコンパクトに解説します。
3社の基本知識
大手メーカー3社で物置小屋のシェアの8割を占めています。
イメージしやすいように3社を例えると
- イナバ=東の横綱
- ヨドコウ=西の横綱
- タクボ=西の大関
詳細は、下の表にまとめています。
物置は(幅・奥行・高さ)の寸法の違いで、たくさんのバリエーションがあります。
屋根のタイプは下の2種類から選びます。
- 一般形
- 多雪型(耐荷重性能を高めたタイプ)
イナバ
イナバの特徴は「100人乗っても大丈夫」のCMでおなじみの耐久性。
厚手の鋼板を使っているので、堅牢なつくりには定評があります。
ただし個人的には、デザイン性は他社と比べてやや落ちるかなという印象ですね。
物置にデザイン性を求めない人も多いと思いますので、「物置に求めるのは丈夫さだけ」という人はイナバが最適解です。
イナバの物置はこちらの記事で詳しく解説しています。
【イナバ物置の選び方】この3商品を押さえるだけ|便利なサイズ一覧付き
ヨドコウ
ヨドコウは、カラー鋼板で業界1位です。
実際に扉を見るとすごくきれいで、デザイン性も感じられます。
トリビアを一つ紹介。
地元関西にある甲子園の屋根はヨドコウ製です。
タクボ
タクボは後発ですが、ビッグ3の一角に食い込んでいます。
タクボの物置は、組み立てが簡単なのが特徴。
「DIYが得意だから、業者ではなく自分で組み立てる」という人には向いてます。
値引きも、他の2社と比べて若干ですが大きくなります。
価格に大きな差はなし
同程度のサイズで、3社の実勢価格を比較したのが下の表です。
見てのとおり最大でも1万円程度しか違わないので、価格以外のポイントをチェックするのが重要。
ブランド(製品) | 幅 | 奥行 | 高さ | 価格 |
---|---|---|---|---|
イナバ(NXN-30S) | 2m21cm | 1m37cm | 2m08cm | 139千円 |
ヨドコウ(LMD-2215) | 2m21cm | 1m51cm | 2m12cm | 141千円 |
タクボ(ND-2214) | 2m20cm | 1m40cm | 2m10cm | 129千円 |
「扉」で選ぶのがおすすめ
価格に大きな違いはなく、耐久性もイナバが強いというイメージがあるもののこの3社なら問題ありません。
では、選ぶポイントは?
わたしの提案は扉です。
扉の3社比較
扉は物置全体の印象を左右するデザインの肝。
「取っ手の形」「扉の色」「材質」が違うと、物置の顔も違ってきます。
家の外観に気を配っても、視界に入る物置のデザインがイケてないとテンション下がりませんか?
物置の実物を見て触って、扉を比較したのが下の表です。
色の種類 | 表面デザイン | 開閉方式 | 取っ手 | |
---|---|---|---|---|
イナバ | 5 | でこぼこ | レール | へこみ |
ヨドコウ | 4 | スッキリ(平面) | 吊り | 大型ポール |
タクボ | 4 | 中間 | 吊り | 大型ポール |
色は4~5種類から選べます。
イナバの扉はデコボコしていて「物置然」とした印象。どこか古臭い印象を持たれる人もいるかもしれません。
ヨドコウの扉はスッキリ平面。
タクボはの扉はイナバとヨドコウの中間です。
扉の開閉のしやすさも重要ポイント。
ヨドコウとタクボの扉は「吊り式」になっているので開閉が軽くてスムーズです。
取っ手は、イナバとタクボは大型ポールなので開閉しやすいです。
施錠に関しては、3社とも仮施錠と本格施錠の2段階方式を採用。
わが家ではヨドコウを購入
わが家で実際に選んだのはヨドコウの4枚扉。木目調の扉。落ち着いたマット感が気にっています(色はダークウッド)。
高級木目調の扉のデザインが、周囲に馴染んでます。
寒冷地仕様だと、50cm程度の積雪ではびくともしません。
後悔しない物置の買い方
物置の購入先は3択。
- ネット
- ホームセンター
- 外構事業者
知らない人が意外と多いのですが、物置は「どこで買うか」が「どれを買うか」と同じくらい重要。
詳しくは、別記事でまとめています。
知っていると便利:扉と棚のタイプ
扉の開き方は3つ
扉の開き方には、「観音開き」「両開き」「片開き」があります。
観音開き
扉を全開できるので荷物の出し入れが楽。
デメリットは扉を開くための間口スペースが必要になる点。狭い場所には不向きです。
両開き(2枚扉)
小型物置の標準的な開け方。扉は右からも左からも開けられます。
全開すると間口の半分が出し入れに使えます。
両開き(3枚扉)
間口の2/3を開けられるので、中央部の荷物の出し入れもスムーズ。
片開き
中型と大型の物置に多く採用されるタイプ。
設置するときに右開きにするか左開きにするかを選択します。
小型物置の棚は2タイプ
全面棚タイプ
主に箱ものを収納するのにおすすめ。
長物収納タイプ
スノーボードや釣竿など長いものの収納がある場合におすすめ。
まとめ
✔イナバ・ヨドコウ・タクボの大手3社なら定評があるので、どこを選んでもOK。
✔決めかねるようなら物置の「扉」で選んでみる。
✔実は【物置の買い方】(どこで買うか)は、商品選びと同じくらい重要。(こちらの記事で詳しく解説↓)