【一条工務店の玄関ドア】失敗しない選び方|おすすめはプロノーバ

Step❶ 家をつくる

玄関ドアは「家の顔」です。

玄関ドアのデザインや色、サイズによって、家の印象が違ってきます。

でもデザインだけで選ぶと後悔しますよ。というのは、製品によって断熱性が違ってくるからです。

この記事では玄関ドアの種類と、失敗しない選び方について解説します。

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プロノーバとファノーバ

何が違うの?

一条工務店の玄関ドアは三共アルミ製です。プロノーバ(PRONOVA)ファノーバ(FANOVA)の2つのシリーズから選べます。

シリーズドアの厚さ商品展開
プロノーバ 6cm(高断熱性)少ない
ファノーバ 4cm多い

違いは、プロノーバのほうがドアに厚みがあって断熱性が高いこと。一方で、商品展開はファノーバのほうが多く、デザインや色の選択肢が広がります。

(出典:三共アルミHP)

標準とオプション

以前は、価格の高いプロノーバはオプションでしたが、現在は標準。

またプロノーバ・ファノーバともに、サイズは「片開きドア」「親子ドア」「両開きドア(間口1.8m)」の3種類から選べます。両開きドアはオプションです。

わが家は採用できませんでしたが、親子ドアは存在感があってかっこいいですよね。

断熱性の比較

断熱性を比べてみましょう。ドアや窓の断熱性は、熱貫流率(U値)を使います。

熱貫流率(U値)とは?

ドアや窓の断熱性をあらわすときは、熱貫流率を使います。

熱貫流率の数値は、屋内と外の温度差が1℃の場合に、1時間で、1㎡あたり伝わる熱量です。

ですので、数値が少ないほど伝わる熱量が少なく、すなわち断熱性が高いということになります。

熱貫流率の数値は少ないほうがいい」とさえ覚えておけばまずはOK。

断熱性(熱貫流率)は製品によって違います。一条工務店で採用できる製品の熱貫流率を一覧にしたものがこれです。

プロノーバの断熱性能が高いことがわかります。

シリーズ製品 熱貫流率
(W/㎡・K)
プロノーバA381.29
A31,34,35,361.54
ファノーバD131.79
A13,16,20 / B11 / C12,13,142.29
C16,202.32
片開きの数値(親子ドアでは若干数値が落ちる場合もあります)

下の表は、縦軸がデザイン横軸が色になっています。設定がないタイプは空欄になっています。

比較シミュレーション

熱還流率の数値の差が、実際にどれくらい室温に影響するかをシミュレーションしたのがこの図です。

(出典:三共アルミWEBカタログを一部加工)

同じ間取りで、玄関ドアと窓だけ「高断熱タイプ」(図面右)に変えると、冬の室温はこんなふうになります。

玄関ホールとリビングの温度差は7.8℃しかありません。

このシミュレーションでは窓の断熱性も上げているので、玄関ドアの性能の違いだけではないことに注意が必要です。

とはいえプロノーバを採用している右の図面では、玄関ホールの室温は14.2℃をしっかりキープできています。

住宅の断熱性については、こちら👇で詳しく解説しています。


断熱性の違いは電気代にも直結します。玄関ドアの熱貫流率が0.3程度違うと、冷暖房費代が年間2~7千円違ってくるというシミュレーションもあります。

失敗しない選び方

断熱性・採光・デザインの3つがポイント

多くのラインナップの中から、どう製品を選ぶのか? 玄関ドア選びのポイントは「断熱性」「採光」「デザイン」の3点。

玄関ドアには厚い断熱材が入っていますが、構造上、採光部には入りません。

採光部の断熱性がぐっと落ちるので、採光部を大きくすると断熱性が落ち、逆に小さくすると断熱性があがります。

「断熱性」と「採光」はトレードオフになっていて、どちらかを上げればどちらかが下がるんですよね。

皆さんは断熱性と採光のどちらを採りますか? そんなこと聞かれても、断熱性も重要だし自然光も入れたいですよね。

おすすめはプロノーバの採光部大きめ

採光部の大きさが違うと、室内への自然光の入り方が違ってきます。

(出典:三共アルミWEBカタログを一部加工)

採光部の大きさはこれを参考に。

(出典:三共アルミHP

採光の重要性も踏まえたおすすめは、プロノーバの採光部大きめです。

断熱性を優先しつつ、できるだけ採光も確保する、ということです。

もちろん採光部の大きさにかかわらず、プロノーバ・シリーズで気に入ったデザインがあるのであればそれを採用してOKです。

と、ここまでプロノーバを激推ししてきましたが、どこまで断熱性にこだわるべきかは居住地にもよります。

寒冷地ならプロノーバがおすすめですが、温暖地に住んでいてデザインにこだわりたい(豊富なラインナップの中から選びたい)のなら、ファノーバを選んだ方が「断熱性」「採光」「デザイン」の満足度の合計値が高くなる場合もあると思います

ドアの色

ドアの色は16種類から選べます。下の写真には一条工務店で採用できないデザインもありますので、あくまでも色味の参考にしてください。

(出典:三共アルミHPを一部加工)

シャンパングレイのみドア写真がなかったので、カラーサンプルだけ貼っておきます。

色味は外壁かサッシのトーンに合わせるのがおすすめ。色のトーンの数は少ない方が、外観は洗練された印象になります。

でも写真だけだと色と質感が、なかなかわからないんですよね。

わたしの住んでいる地域には近隣に三共アルミのショールームがなかったので残念ながら実物は見れませんでしたが、迷ったときは実物を見て触れてみるのがいちばん。

首都圏・名古屋・大阪・福岡・高岡・富山に三共アルミのショールームがあります。

玄関鍵

玄関鍵には標準の「シリンダー鍵」と、オプションの「電子錠(e-エントリー)」があります。

シリンダー錠(標準)

e-エントリー(オプション)

玄関鍵は迷わず電子錠(e-エントリー)を採用しましょう。

タッチだけで開けられるのでとっても便利。オプション代70,000円ですが十分元が取れるコスパの高いオプションです。

といってもオプション代は払う必要ありません。このオプションは抽選会で当てるんですよ。

詳しくはこちら👇をご覧ください。

e-エントリーには「一体型(70,000円)」(写真上)と、「別体型(60,000円)」(写真下)があります。

一体型
別体型

施錠・開錠するときに押すポッチが、取っ手と一体になっているかどうかの違いです。

ワンアクションでドアを開けられる一体型がおすすめ。ただドアのタイプによっては一体型が選べない場合があります。

まとめ

✔ おすすめはプロノーバで採光部が大きいタイプ。(断熱性と採光を確保)

✔ 温暖地の場合はプロノーバにこだわらず、ファノーバにも選択肢を広げてみるのもあり。

✔ 玄関鍵は電子鍵(e-エントリー)の「一体型」がおすすめ。(抽選会でゲットしよう)

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