外構工事を安くあげようとしてる人、それ後悔するからやめた方がいいです。
せっかく素敵な家を建てたのに外構工事で手を抜くと、こんな風に後悔するハメになります↓
- 家と庭の印象がちぐはぐで見るたびにテンションが下がる
- 玄関からカーポートへの動線が長くて毎日がストレス
- 念願のウッドデッキだったのにほとんど使わないまま放置
外構工事は家づくりの「画竜点睛」なので、ここでヘマをすると後悔して暮らすことになります。
とはいえ外構にかけられる予算にも限りがありますよね?
そんなあなたに、外構工事で後悔しないポイントを実体験を交えて解説します。
外構工事の基本
費用は建築費の1割が目安
外構工事の費は建物本体のように(単価)×(面積)では計算できません。
カーポートやウッドデッキのありなしなど、外構プランによって費用は違ってきます。
一般的には、建築費の1割を外構工事かけるとバランスのとれた外構になると言われています。
必要以上にケチって外構がショボいと建物も貧相に見えるし、逆に外構がキマレば建物が引き立ちます!
1割はあくまで目安なので、予算はお財布と相談して決めましょう。
火災保険の保険料を賢く減らせば、その分を外構費にあてられます。別記事で解説↓
【一条工務店】おすすめの火災保険・地震保険|後悔しない選び方を簡単解説
提携事業者は高くない
提携事業者は一条工務店への中間マージン分高いという投稿を見かけますが、そんなことはありません。
本体と別工事にして事業者と直接契約すれば、中間マージンは発生しません。
工事の時期は本体完成後
本体工事の後、引き続き外構工事をするのが基本。
ただ最小限の外構工事で暮らし始め、生活しながら時間をかけて外構プランを練る方法もあります。
そのメリットは以下のとおり。
- 外構プランがリアルにイメージできる
- 設計士さんとのハードな打ち合わせ終了後に一息つける
- 資金繰りが楽になる場合がある
以上を検討して決めましょう。
外構工事の内容
1. カーポート・駐輪場
費用の目安:30~80万円
カーポートは車を停めて余裕のあるサイズを選ぶのがコツです。
柱の位置が車ギリギリだったりすると、毎日がストレスになります。10cm広いだけで使い勝手は格段に違いますよ。
EV車を将来買うことを想定して、屋外コンセントを外壁に設置しておくことをおすすめします。
なぜなら自動車業界ではEV化が急速に進んでいるから。
今後10~20年スパンで考えたら、一家に一台EV車があたりまえになっても全然不思議じゃありません。
上の写真が、わが家で設置した将来のEV用コンセント。
設計士さんに言えば、これと連携する「充電用ON/OFFスイッチ」を玄関内に計画してもらえます。
屋外コンセントには2口(15,600円)と3口(16,200円)があるよ
今は自転車がなくても、何年かして子供が自転車を使う見込みがあれば駐輪場も検討しましょう。
自転車を持っている人はこちらの自転車保険の記事が参考になります。
2. 物置
費用の目安:10~30万円
イナバ・ヨドコウ・タクボの大手3社であれば、基本的にどこを選んでも大きな失敗はありません。
が、各社ともバリエーションが豊富過ぎて、選ぼうとすると迷ってしまいます。
3. ウッドデッキ
費用の目安:20~50万円
みんなが憧れるウッドデッキですが、個人的にあまりオススメしません。
というのは、つくっても思ったより使わないからです。
使わなくなる理由は3つ。
- 虫や日差しが気になる
- 快適に使えるのが春や秋の晴れた日に限られる
- 子供が大きくなると足が遠のく
それでも欲しいという方には、天然木ではなく樹脂製がおすすめ。
なぜなら天然木は木の風合いが魅力ですが、定期的に水とデッキブラシでこすり洗いをする必要があって手間がかかるから。
わが家のように、ウッドデッキではなく「タイル敷き」にするという手もあります。
お値段はちょっと張りますが、メンテナンスフリーで半永久的に使えます。タイルの種類も多いですよ。
4. 芝生
費用の目安:1,000~5,000円/㎡
ハウスメーカーのパンフレットにあるような芝生のある庭に憧れますよね?
夏場は涼し気ですし、リビングから青々とした芝が見れたら季節を問わずリラックスできます。
天然芝と人工芝があります。こんな感じ↓
天然芝なら季節によって違った表情を楽しめますが、手入れに手間暇がかかります。
施工費用は天然芝の方が安い、というようにそれぞれにメリット・デメリットがあります。
天然芝と人工芝の比較はこのサイトがまとまってます。
わが家では定期的な芝刈りや雑草抜きの時間がとれないと考えて、人工芝にしました。
5. アプローチ
費用の目安:30~60万円
アプローチは玄関ポーチの階段とつなぐときに、高さの調整を失敗しないようにする必要があります。
詳しくはこちらで解説しています。
6. フェンス・植栽
費用の目安:20~80万円(フェンス)、5~15万円(植栽)
植栽は眺めているだけでリラックス効果がありますし、プライバシーを守る目隠しにもなるので一石二鳥です。
大きさ・色・育て方など、植栽も奥が深いです。時間をかけて勉強して、植栽は次のシーズンというのもありですね。
常緑樹と落葉樹がありますが、色づきがきれいなのは落葉樹。ただし落ち葉の掃除が必要になります。
わが家では株立ちのもみじを植樹して、外構事業者さんのアドバイスで夜間照明でライトアップしています。
ライトは2万円程度で電気代はほとんどかかりません。とってもいい感じですよ^^
一本幹ではなく、枝が地面から何本か立ち上がる「株立ち」が見栄えがしていいよ
失敗しない外構事業者の選び方
消耗品を買うならAmazonと楽天を比べて安い方をポチればOKですが、外構工事は違います。
なぜなら外構工事には次のような3つの特徴があるから。
- 技術力がない事業者だと仕上がりのイメージが違ってしまう
- 妥当な工賃がわかりにくいのでボラれやすい
- 10年以上のアフターフォローが重要
失敗を避けるため事業者選びは慎重に。ポイントは地元でしっかり信頼を得て仕事をしている事業者を選ぶこと。
ネットで4~5社をリストアップして見積もりを依頼しましょう。
見積もり額だけでなく、ネットの口コミ・評判もリサーチしてハズレ事業者を引かないことが重要です。
こういった手間が面倒なら「無料一括見積もりサービス」を利用する方法もあり。
スマホからさくっと3分で完了します。
地元の優良事業者数社に一括で見積もり依頼ができるので、時間も節約できます。
「無料一括見積もりサービス」(外構)の公式HPはこちらQ&A
Q1. 外構はいつ頃から計画するの?
ほとんどの場合は、本体工事の後になります。
Q2. 計画(案)はつくってもらえるの?
はい事業から提案してもらえます。
あなたの希望する使い方を解像度高く伝えれば、それだけあなたにぴったりの計画が出てきます。
「庭でバーベキューがしたい」ぐらいだとまだイメージの解像度が低いです。
「夏場は月1で友達家族を呼んで、芝生の上で焼いたBBQをウッドデッキのチェアーでビール片手に楽しみたい」ぐらいだといいです。
芝生はどこに、ウッドデッキへの動線、BBQ用の屋外コンセントは必要かなど、具体的に検討が進むようになります。
Q3. 花を植えたいんだけど相談できる?
相談できます。
シンボルツリーや花壇がほしい..でも何を植えればいいかわからない人には、外構デザインに合わせて提案・アドバイスしてくれます。
Q4. 風が強い地域だけどカーポートやフェンスの強度は大丈夫?
現場周辺の気候を踏まえて工事するので大丈夫です。
とはいえ風・雪は各地域でまったく違うので、やはりその地域で多くの施工実績を持つ地元の事業者が安心です。
なぜなら耐風圧仕様のカーポートやフェンスサポート柱の使用が必要な場合を的確に判断できるから。
Q5. 花壇を自分たちでつくれる?
つくれます。
必ずしも外構工事のすべてを事業者にお願いする必要はありません。
自分で手をかけた庭はなおさら愛着がわくもの。遠慮なく事業者に相談しましょう。
Q6. 工事中に自宅を留守にしても大丈夫?
大丈夫です。
外部工事なので自宅の中に入ることはありません。
お茶やお菓子などの心遣いも特に必要ありません。
Q7. 工事代金の支払い方法は?
事業者によります。
クレジットカード対応は少ないですが、ローンを組める事業者もあります。
工期が1か月以上かかる工事については、契約後に着手金が必要な場合が多いと思います。
まとめ
✔外構工事は建物の本体工事と同じくらい重要と心得る。
✔工事費の目安は建物の建築費用の1割。
✔信頼のある地元の事業者から選ぶ。「無料一括見積もりサービス」を利用すると時間の節約にもなるし楽。
「無料一括見積もりサービス」(外構)の公式HPはこちら