前回、家電収納の扉でケガをした話をしましたが、ブログに書いただけでは一条工務店に情報が伝わらず事故が再発するおそれがあります。
一条HPの「お問い合わせ」から質問・要望を送ることができるので、今回の事故を踏まえて以下のとおり家電収納の改善を申し入れました。
一条工務店 ご担当者 様
師走に入り日々寒さが増すにしたがい、「全館床暖房の家で暮らす幸せ」を家族一同実感しております。
さて、実は先日わが家でグレイスカップボード(家電収納タイプ)の扉で頭を切る事故がありました。
今後同様の事故が起こらないとも限らないことから、再発防止策を講じていただきたく今回メールを差し上げた次第です。
事故の概要は、わたしが家電収納の上段扉の角に頭を強打して出血したというもの。出血がすぐには止まらず夜間救急外来を受信しましたが、幸い大事には至りませんでした。
もちろん、事故の直接の原因はわたしの不注意にあります。もっと注意深く周りを確認して家事をしていれば事故は起こらなかったと思われます。
とはいえ、子育てをしながら慌ただしく家事をしているとキッチン内でぶつけたり落としたりはどうしても出てくるので、利用者の注意力にすべてを委ねてしまうのは酷です。
したがって、根本的な対策としての設備の改良が必要と考えています。
家電収納タイプ〈上段扉〉の問題点
・扉を跳ね上げたとき(開き切った状態)の高さが床から175cmしかないので、背が高い人は頭がぶつかる(扉は通路の半分までせり出してくるので普通にぶつかります)
・扉はいろんな角度で止まるようにできているので、開き切らない場合はより背が低い人でもぶつかってしまう
まず1点目です。扉をいちばん上まで跳ね上げてしまえば床から175cmは確保できるので、ほとんどの女性は頭をぶつけることはないでしょう。
しかし男性の場合を考えれば、あと10cm程度高くするのが好ましいと考えます。
日本人成人男性の平均身長は約172cm(わたしは180cmあります)、標準偏差約6cmなので最低あと5cm高ければほとんどの男性も頭をぶつけることはなくなるでしょう。
あわせて2点目の対応も必要です。なぜなら扉を跳ね上げる途中で止まってしまうと、開き切った状態の高さをいくら上げても意味がありませんので。
既に設置している人には、扉の角に設置する防護キャップを配布するなどの対応も有効かと思います。
ちなみにカップボード本体の上部扉も同様に跳ね上げ式になっていますが、設置位置がキッチン通路からセットバックしているので邪魔になりません。
一方で家電収納はセットバックしていないので、扉を跳ね上げるとキッチン通路の中ほどまで張り出してくるのです。この違いも改めて認識していただくことが重要です。
個人的な話になりますが、家電収納に20万円以上を投資するのは大きな決断でした。というのも自在棚で代用すれば1/10の値段で設置できますので。
結果としては高いオプション代を払っても採用して良かったと思っています。
スッキリ収納できるし使い勝手も悪くない。何よりもグレイスキッチン、カップボード、家電収納が調度揃いできれいに並んでるのを見るとテンションがあがります。
それだけに、扉の件については非常に残念に思っています。
もし家電収納タイプの設置を検討している方から意見を求められても、現在の仕様のままでは自信をもってお勧めすることができません。
以上をお汲み取りいただき、早急に対応をご検討いただければありがたく思います。
—最後に改善要望の内容を改めて記載します。
・上段の扉を開け切ったときの高さを今より5~10cm高くする
・跳ね上げの途中で止まらないような仕様にする(グレイスドレッサーの上段扉のように)
・既に家電収納タイプを設置している方への当面の対応として、注意喚起と併せて
防護キャップの配布などを行う
以上