上棟が近づいてくると、いろんな疑問が浮かんできます。
上棟式はする?しない? 差し入れはする?しない? 差し入れするとしたら何がいいの? 雨が降ったら上棟は延期になるの?
この記事ではこういったことに対する考え方やマナー、失敗しないための差し入れについて解説します。
上棟式する?しない?
今は上棟式をしない人のほうが多いようです。一条工務店側のスタンスも「(職人さんに)特にお気遣いなく」「施主のご判断で」とフラット。
ですので、上棟式をしないからといって職人さんに義理を欠くことにはなりません。
それよりも上棟式をする、しないを決めるときには、親(近隣に親戚などを含めて)の意向も併せて考えた方が後々気持ちよく進められます。
地域によっては、ご両親からやったほうがいいのではという話もある方もいるようです。そういった場合は、ご本人に強い抵抗感がなければやっておいたほうがと思います。
私も、地鎮祭はやりましたが、上棟式はやっていません。
一条工務店の上棟スケジュール
基礎工事が終わると、いよいよ建て方に入ります。1階から順に5~6日で建てていきます。もし上棟式を行うとすれば、通常、屋根仕舞の後になります。
1階建て方 ⇒2階建て方 ⇒屋根仕舞 ⇒上棟式
上棟の差し入れする?しない?
上棟式と同様、差し入れについても一条工務店としては「特にお気遣いなく」というスタンスです。上棟式はやらない場合でも差し入れはやる人が多いようです。
ただ上棟の差し入れをする、しないも一概には言えません。建築場所から遠くに住んでいれば現場までいくのが大変な場合もあるでしょうし、そのような場合は無理する必要はありません。
差し入れをする場合は、基本的に下の休み時間に行います。このうち1~2回でOK。
10:00~10:30
12:00~13:00
15:00~15:30
建て方の職人さんは、大工(フィリピン人の職人さんもいます)・クレーン・配送・誘導など10~13人程度です。事前に人数を確認しておきましょう。
はっきりしない場合もあるので、余裕を見て準備します。差し入れは、季節を問わず「飲み物&お菓子」がおすすめです。
夏の差し入れ-飲み物
飲み物は、
・水
・ポカリスエットorアクエリアス
・お茶
・ジュース
・炭酸(コーラやファンタなど) ☜特に暑い時におすすめ
500mlのペットボトルにしましょう。350ml、1リットルは少なすぎ・多すぎの場合があります。500mlがベスト。
容器については、缶や紙パックは飲み切る必要があるのでNGです。
で、これが最も重要ですがよく冷やしてください。クーラーボックスがあったらベストですね。せっかく差し入れしても飲み物がぬるかったら逆効果です。
夏の差し入れ-お菓子
個包装のものならばどういったものでも問題ありません。ポテトチップス系の大袋は、シェアする必要があるので食べにくいです。
ただ甘いのが苦手な職人さんもいるので、併せて煎餅も準備しておくのがおすすめ。夏なら「アイス」がおすすめ。特に30℃を超えるような日は真夏には、とっても喜ばれます。
大工職人にはフィリピン人の職人さんもきます。ちょっとこだわりたい人におすすめなのがコストコ商品のロンガニーサ。フィリピンで食べられている甘口のソーセージです。
楽天でも入手できます。ボイルして食べられるので、そんなに手間もかかりません。
職人さんは弁当を持参しているので、弁当の差し入れはNGです。もらってもどうしたらいいか迷ってしまいます。
季節によっては果物を差し入れしたいという場合もあります。その場合は、小分けに切って、お手拭き・ごみ入れも準備すること。手間がかかる割にはあまり喜ばれないので、お菓子のほうがおすすめです。
冬の差し入れ
飲みものは暖かいものを準備しましょう。お湯の入ったポット、紙コップ、お茶パック、インスタントコーヒー(砂糖、マドラー)をセットで準備。
お菓子は個包装のものか、冬はあったかい「あんまん」「肉まん」「たい焼き」などがおすすめです。
上棟の手土産
特に手土産は必要ありません。が、もし夏であれば「家に帰ってからどうぞ」と冷えた缶ビールを手土産として渡すのはありです。
雨で上棟が延期される?
前日から降水確率高い場合は事前に延期の判断がされます。また当日朝に雨降りの場合にも延期が検討されます。
なお施工途中に雨が降る可能性もありますが、雨が降って材料が濡れた場合は、送風機などで乾燥させるので心配いりません。
上棟を見学しよう!
一条工務店の建て方は、たった一両日で外壁が組みあがります。クレーンを使った作業は見ごたえ十分。できれば半日休みを取って見学しましょう。
危なくないところから動画を撮影して後から子供に見せると喜びますよ。
まとめ:上棟後に気持ちよく工事を見守るために
大切なのは金額ではなく、職人さんたちに対する想像力と気遣いです。
一言お礼の言葉を添えて差し入れすれば、職人さんに感謝の気持ちが伝わります。施主の側でも上棟後に気持ちよく工事の進捗を見守ることができますよね。