【一条工務店の床材・床色】モクリアをはじめ選び方のポイントを解説 

フロア設備

家の中でいちばんおおきな面積を占めるのが床。どの床材を使るか、どの色を選択するか、で家の印象が違ってきます。

この記事では、その選び方のポイントを解説します。

床材の基本

加工の種類


加工には、「シート」「突き板」「挽き板」の3種類があります。

シート
出典:フローリング総合研究所
突き板
挽き板

のこぎりで挽く」から挽き板、「ナイフで突くようにスライスする」から突き板、なんですね。この3種類は(合板+表層材)でできています。つまり「複層構造」です。

これに対し無垢材は、天然木だけの「単層構造」。無垢材の質感を残しつつ、品質を安定させ床暖房にも対応できるような機能性を持たせたのが挽き板・突き板ですね。

実際、無垢材はピンキリで(品質が安定しない)、床暖房にも対応していません。

グレードは木質感があがれば高くなるので、シート < 突き板 < 挽き板 となります。一般的には挽き板の上位に無垢材が位置付けられていますが、実際のところは無垢材のクオリティはピンキリです。

出典:フローリング総合研究所

一条工務店の商品をこの3種に分けると、下の表のようになります。ライブナチュラルとライブナチュラル・プレミアムは、朝日ウッドテック社製のオプションですね。

i-smartグランセゾン
モクリアオプション標準
EBコートフローリング標準標準
高耐久ナラフローリング標準標準
ライブナチュラルオプションオプション
ライブナチュラル・プレミアムオプションオプション
商品名種類表面材木質感傷耐性汚れ耐性
・モクリア
・EBコートフローリング
シート
貼り
プリント材
(0.1mm)
170mm
150mm
・高耐久ナラフローリング
・ライブナチュラル
突き板 天然木
(0.3mm)
100mm
・ライブナチュラル・プレミアム挽き板 天然木
(2mm)
170mm

床の幅

一条工務店の床材の中では、モクリアががいちばん幅があって170mmです。幅が狭い高耐久ナラフローリングとライブナチュラルは100mm。

床の幅によって部屋の見え方が違ってきます。写真右の90mmと左の200mmを見比べてください。

出典:mokuzai.com

どちらが広く感じますか?左の写真ですよね?幅広の床材のほうが広く見えるんです。幅広の方がグレード感もアップしますね。

塗装の種類

塗装の種類は「オイル塗装」「ウレタン塗装」2種類です。表面に塗装の膜があるウレタン塗装のほうがメンテナンスはラク

フロアコーティング
出典:フローリング総合研究所

木の中に油分を浸透させる「オイル塗装」は、無垢材によく使われる塗装方法で木質感のある手触りが特長。表面に塗膜がないため、水を使った掃除には不向きです。

木の表面にUV塗料や樹脂を使用した塗膜を張る「ウレタン塗装」は、無垢材以外(挽き板、突き板、シート)によく使われる塗装方法。

表面に樹脂による塗膜があるため、水拭きやクリーナーを使った掃除に向いています。

EBコートフローリング

「EBコートフローリング」はi-smartの標準床材です。

出典:DNP HP

実物の木目に見えるように、木目柄のシートや凹凸のテクスチャーを創り出すシートが重ねられた構造。擦り傷や汚れ、日光に強いEBコーティング層が一番上に貼られています。

床色は5種類。
・ホワイトウォールナット
・ライトウォールナット
・グレーウォールナット
・ビターウォールナット
・レッドチェリー

モクリア

「モクリア」はグランセゾンの標準床材です。

2019年に商品化されたグランセゾンの目玉の一つがモクリアです。EBコートフローリングと同じシート加工ですが、グレード感がアップしています。

アイスマートでも坪単価8,000円でオプション採用可能です。

モクリアの特徴

・印刷パターンが多くなり、より天然木に近い木目柄
・木目柄がよりくっきり
・継ぎ目の彫りが深く
・より天然木に近い肌ざわり
・幅広の170mm

このように質感がアップしています。ただ同じシート加工なので、EBコートフローリングと大きく変わりません。

モクリアの床色

・ホワイトウォールナット
・ライトウォールナット
・グレーウォールナット
・ビターウォールナット
の4種類。

モクリアの床色を決めるには、カタログとサンプル、そして展示場で確認しましょう。

床の色を決めるときには、色の「反射率」に気を付けましょう。照明の明るさが同じでも、色によって「明るさ感」が違います。

黒と白では反射率が16倍も違います。「明るさ感」を重視する人には、ホワイトウォールナットかライトウォールナットがおすすめ。

カタログは、ジャパン・ナチュラル、コンフォート・グレージュなどコンセプト別に4冊でています。まずはカタログでイメージをつかみましょう。

次に展示場でサンプルチェック。光の当たり方で見え方がグッと違ってくるので、日の当たる窓際と、光があまり届かない奥の方でチェックします。

最後は展示場です。小さなサンプルを見て抱いていたイメージが、床一面に貼られた展示場に行って変わるこもともあります。

ちなみにグランセゾン展示場でいちばん多いのがビターウォールナット。次にグレーウォールナット、ホワイトウォールナット。

ライトウォールナットは展示場では少数派。実際の採用実績はグレーウォールナットが多いようですが、最近ライトウォールナットも増えてきているようですね。

展示場名(場所)1階床色2階床色3階床色
加平(東京) ビター✕ダークホワイト✕グレージュビター
横浜(神奈川)同上ホワイト✕ホワイト
神宮(愛知)ビター✕ダークグレー✕サンド
※ 床色✕キッチン色

このほか二俣川(神奈川)、加古川(兵庫)、京都五条、つくば、長久手東(愛知)などなど、いろいろでききています。

高耐久ナラフローリング

標準で採用できる突き板です。種類はプレーン、ナチュラル、ミディアム、ショコラブラウンの4種。プレーンだけナラ材ではなく、メイプル材になります。

ライブナチュラル

朝日ウッドテックの商品で、カリン、サペリ、ブラックウォールナットの3種。いずれもオプション代は、坪単価11,000円です。

カリンは、深い紫色から赤色さらに黄褐色と、多彩な色合いと変化に富んだ個性的な木目が特徴。

カリン

サペリは縦縞状の柄が特徴的です。

サペリ
ブラックウォールナット

ライブナチュラル・プレミアム

朝日ウッドテックの商品で、ハードメープル(坪単価21,000円)、オーク(坪単価32,000円)、ブラックウォールナット(坪単価39,000円)の3種。

ハードメープルは、小鳥の目のような木目柄バーズアイをはじめ多彩な木目が特徴。

ハードメープル

オークは虎斑と呼ばれる、虎を連想させる美しい模様が特徴。

オーク

ブラックウォールナット高級ホテルなどに用いられる、格調高い最高級の銘木。クラシックな濃淡とゆらめく縞模様が特徴。

ブラックウォールナット

無垢材は使える?

フロア

一条工務店では全館床暖房が標準になるので、無垢材の採用はできません。無垢の床は熱に弱いんです。

無垢材の特徴として、
・経年変化が大きく「曲がり」や「割れ」が生じる
・湿度により収縮するので隙間が生じる
・熱により「そり」が生じる
・傷や汚れがつきやすい
・歩いた時に床鳴りが発生する場合もある

逆に、床材表面の経年変化があるからこそ、それが「味」「魅力」になります。ただ、品質に大きなばらつきがあり、高い施工技術も求められます。メンテナンスも手間暇かかります。

採用する場合は、こういった条件を事前に知っておく必要があります。

床材のまとめ

フロアコーティング

床材は表面材にそろぞれ特徴があります。まずはそれぞれのメリット・デメリットを知ってから選びましょう。

床の色は現物を見るのが一番。ただ光の加減によって見え方が違うので注意しましょう。

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