新居のピカピカの床。でも子供がジュースをこぼす、台所の油がはねる…掃き掃除だけでなく水拭きもしないと、きれいに保てないですね。
掃き掃除(吸引)と水拭きを両方ともお掃除ロボットにやらせたくても、ルンバとブラーバの2台持ちではお財布がもちませんw
そこで。吸引と掃き掃除を1台で同時にできるお掃除ロボットがいくつか発売されています。
わたし自身、新居向けに購入を比較検討しました。この記事ではその結果を情報提供します。
お掃除ロボット=ルンバは思考停止

「純粋想起」というマーケティング用語を知ってますか? お掃除ロボットといえば…ルンバ。
こんなふうに、選択肢を示さないで「◯◯といえば?」で皆さんの頭に浮かぶものが純粋想起です。
純粋想起でトップをとれれば、購買シーンで非常に大きなアドバンテージがあります。各メーカーとも莫大な宣伝広告費をかけるのはこのためです。
一消費者としては、「ルンバ・ブラーバを買っとけば安心」と思考停止せずにほかの製品と性能・価格を比較してみましょう。
価格(Amazaonでの実勢価格)をみてみるとは、ルンバ(i7)が約99,000円、ブラーバ(jet m6)が約69,000円で、合計約168,000円です。
1台で吸引と拭き掃除の両機能がある製品が、(ルンバ+ブラーバ)の1/3の予算で購入可能です。
比較:「吸引+拭き掃除」ロボット

各社の最新・売れ筋機種で比較してみます。
エコバックス DEEBOT N8+ | ロボロック S5 Max | アンカー Eufy RoboVac L70 Hybrid | アイリスオーヤマ IC-R01 | |
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Amazon税込価格(含クーポン) | 68,304円 | 53,100円 | 49,320円 | 19,404円 |
発売日 | 2021.3 | 2020.4 | 2019.9 | 2020.3 |
吸引力 | ★★★★★ 2,300Pa | ★★★ 2,000Pa | ★★★★ 2,200Pa | ー 未公表 |
賢さ(マッピング、段差乗越、障害物回避) | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★(マッピング機能なし) |
スマホ・スマートスピーカー対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ |
ダストステーション | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ |
最大幅mm | 353 | 353 | 355 | 375 |
高さmm | 93 | 96.5 | 105 | 117 |
吸引力の「Pa(パスカル)」はゴミや空気を吸い込む圧力の単位で、数値が大きいほど能力が高くなります。
エコバックス DEEBOT N8+

ECOVACS(エコバックス)は、1998年に中国で創業したロボットメーカー。DEEBOTシリーズを展開しています。
世界52の国と地域で製品を販売。日本法人はエコバックスジャパン。米アイロボット社に次いで、堂々の世界シェア2位です。
このモデルの売りは、自動ゴミ捨て機能。「吸引+拭き掃除」ロボットでは、ダストタワーがついている唯一のモデルです。
くわしいレビューはこちら。
自動ゴミ捨て機能重視の方におすすめ。
ダストタワーはルンバのハイエンドモデルについているような、本体からタワーに自動でごみを吸い上げる機能ですね。
この機種の場合はダストタワーに30日間ごみを入れておけます。ごみ捨ては月イチでOK。
デメリットはランニングコスト。
ダストタワーにつける紙パックは消耗品です。公式サイトで3枚2,000円(1枚当たり約667円)で、互換品はなさそうです。
1か月で1枚使うとすると年間8,000円なので、ちょっと負担に感じます。ただ数日おきのごみ捨て作業から解放されるメリットは大きいですね。
ちなみにわが家ではこのモデルを購入。ランニングコストはかかりますが、ごみ捨て作業から解放されるのがとっても魅力的でした。
ロボロック S5 Max

ロボロック社は、ロボット掃除機や掃除機の開発・製造を手掛ける中国の会社です。設立は2014年。中国の携帯会社シャオミの関連会社です。
マッピング機能が優れていて、スマホからの操作性にも定評があります。賢さについては★5つです。
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アンカー L70 Hybrid

Anker(アンカー)はバッテリーやモバイル周辺機器で有名ですが、最近では家電製品にも力を入れてす。
この機種の魅力はコスパの高さです。一通りの機能は備えたうえ、吸引力も十分です。それで実勢価格が5万円を切っています。
くわしいレビューは こちら。
アイリスオーヤマ IC-R01

なんといっても2万円を切るお値段が魅力ですね。価格重視の方におすすめ。
ほかの機種と同様に、自動充電(自動で充電ベースに戻る)・落下防止センサー・タイマー運転などの必要機能はついています。
デメリットはマッピング機能がついていない点。なので、せっかく掃除をしてもらっても、どこからどこまで掃除できたのか働きっぷりを確認できません。
それからバッテリーか切れるまで稼働して掃除をつづけます。30分であらかた終わっても、残りの30分念入りに掃除を続ける感じです。狭い家だともったいなく感じるかもしれません。
とはいえ低価格は大きな魅力。エントリーモデルとして購入して、数年後にハイエンドモデルに切り替えるという選択肢もありかもしれません。
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まとめ

ご紹介したように、吸引掃除と水拭き掃除を同時にしてくれるお掃除ロボットがでています。
日々の掃除時間を節約しながら「床のキレイ」を保つための投資が、2~7万円でできるわけです。共働き家庭の強い味方ですね。以下まとめです。
✔ロボット内にたまったゴミ捨て作業を効率化したいなら エコバックス DEEBOT N8+
✔価格重視なら アイリスオーヤマ IC-R01
✔マッピング機能など必要十分な機能を備えてた機種で、自動ゴミ捨て機能不要なら ロボロック S5 Maxか アンカー L70 Hybrid